帳簿付けには、複式簿記と単式簿記(簡易簿記)という2つの方法があります。

ここでは、複式簿記と単式簿記(簡易簿記)の違いを紹介します。

複式簿記とは

複式簿記は、取引を7種類前後の帳簿に記録していく方法で、正規の帳簿として認められています。

難しくいうと、損益法と財産法の概念を取り入れています。

損益法は『利益-経費=利益』と営業成績の視点から利益を算出し、財産法『期末財産-首記財産=利益』と財政状態の視点から利益を算出します。

記帳でミスがあったときに、すぐ見つけられるのが一番の長所です。

単式簿記(簡易簿記)とは

単式簿記は、取引を単純に1〜5種類の帳簿に記録していく方法で、簿記初心者向きの帳簿です。

年間所得が低い方のみ対象ですが、単式簿記のなかに現金主義簡易簿記という方法もあります。現金の出入りがあった場合に記帳する方法で、青色申告にも使うことができます。

・関連記事:発生主義と現金主義の違い

複式簿記と単式簿記の一番の違い

複式簿記と単式簿記の違いは、ミスがあったときの見つけやすさに違いがあることです。