個人情報を管理する書類の1つとして、国民にマイナンバー発行されたり、管理が必要になっています。

マイナンバーを紛失・無くしたときの対処法と再発行のやり方

普及の遅れによって紛失してしまったり、無くして困ってしまうケースがあります。マイナンバーのカードや通知を紛失、あるいは無くしたときは、再発行の手続きを踏むのが基本です。

STEP1.総務省へ電話し一時停止の申請する

やり方はまず、管理を統括する総務省の総合フリーダイヤルに電話を掛け、無くした事実を伝えます。

これによって一時停止の申請が行なえますから、外出先などで紛失したら既存のカードを使えなくしましょう。

次に、マイナンバーつき住民票の発行と、カードと通知カードの発行を依頼する方法があります。

住民票はとりあえず番号だけでも知りたい、そういった場合に適している選択肢です。

発行は最寄りの各市区町村窓口で取得する方法か、地域によっては郵送で取得が行なえます。

カード発行前の紛失については、個人番号カードの交付申請書を持っている場合と、そうでない状況でやり方が変わります。

前者では通常のやり方で手続きできますが、後者は市区町村窓口で交付申請書を再発行してもらい、窓口の担当者に従い申請します。

番号が分かっている状況であれば、手書き用の交付申請書をダウンロード、印刷して郵送で交付するやり方も選べます。

マイナンバーの通知カードを無くした場合は、警察署か市役所で遺失届を出し、受理番号を受け取ります。

この受理番号を持って市区町村役所に出向き、通知カードの再発行手続きをする流れです。

手続きには写真つきの住民基本台帳カードを始め、パスポートや障害者手帳に療育、在留カードなどの本人確認書類が必要です。

健康保険証などでも大丈夫ですが、他に年金手帳と社員証か学生証に、預金通帳などの2点が求められます。

本人が手続きできないときは、代理人が委任状を持って窓口に出向く必要があります。

つまり、まずは電話窓口の総合フリーダイヤルに紛失を伝え、カードの機能を一時的に止めてもらいます。

通常、電話窓口は9時30分から20時までの受け付けですが、カードを無くした場合の一時利用停止は24時間受け付けです。

ステップ2.警察署か市役所で遺失届の手続きをする

一時利用停止の手続きを済ませたら、警察署か市役所で遺失届の手続きを行いましょう。手続きが完了すると受理番号が発行されるので、こちらも無くしてしまわないように要注意です。

外出中ではなく自宅で無くしたと気がついたときは、役所に届け出て再発行手続きを始めます。対応する役所は市区町村にありますし、窓口で尋ねれば親切に教えてもらえます。

カードの発行は初回だと無料ですが、2回目以降は500円を負担することになります。

逆に、盗難に遭った可能性が強いケースでは、警察署で遺失届ではなく盗難届を出します。

マイナンバーは通知カードであっても悪用の恐れがあるので、手元にしっかりと置いて無くさないようにするのが原則です。

ただ、誰でもうっかり無くしてしまう可能性は0ではないですから、再発行手続きが行えることと、そのやり方を覚えておくのが良いでしょう。

ステップ3.銀行やクレジットカードなどに連絡する

紛失や盗難などで無くすと、誰かの手に渡って番号を知られたり、氏名や住所に生年月日までもが漏洩します。

通知カードなら問題ありませんが、本体のカードだと顔写真も漏れてしまうので、十分に気をつけて管理することが重要です。
勿論、絶対に悪用されるとは限りませんし、親切な人なら警察に届けてくれることに期待できます。

ただし、全ての人が善人という保証がないのも事実なので、カードや関連する書類を無くしたら、速やかに一時利用停止手続きを済ませるのが賢明です。

個人情報の漏洩は、銀行口座の無断開設やクレジットカードの発行に、その他勝手な契約といったリスクを高めます。

一時利用停止は電話で簡単に行えますし、24時間年中無休ですから、後回しにしないことが大事です。この手続さえ済んでしまえば、翌日気持ちに余裕を持って警察署や市役所に出向けます。

当然ですが、重要な書類の発行には本人確認書類の提出が不可欠なので、手元にある顔写真つきの書類を持参して足を運びます。

複数の手続きが必要で、足を運ばなければ行けないのは手間ですが、市区町村の役所で個人番号指定請求書を受け取れば、手続きはほぼ完了したも同然です。

マイナンバーは紛失・無くしたりしないように気を付けよう!

個人番号は再指定されることになりますが、どのように指定されるかは役所の判断によります。

今後、マイナンバーが必要になる場面は増える見込みですし、必要なときに無くしてしまうと厄介です。個人情報にアクセスする鍵のようなものですから、無くしてそのまま何もせず放置するのは御法度です。

基本的には3ステップで手続きが完了しますし、やり方は難しくないので荒れでも挑戦できます。

手をこまねいていると悪用の恐れが強まるので、とにかく一時利用停止だけでも済ませることをおすすめします。

来た道を戻ったり、カバンや財布にポケットの中を探しても見つからないなら、捜索に時間を掛けるよりも再発行してもらう方が早く済む上に安心です。