銀行口座への入出金時にかかる手数料の勘定科目は、”支払手数料”で仕訳します。

事業主がA銀行の口座から相手先に入金した際に、振込手数料がかかったときの仕訳

借方勘定科目を”支払手数料”、借方補助科目で”振込手数料”。貸方勘定科目を”普通銀行”、貸方補助科目で”A銀行”。適用のところに取引内容を記載をしておくと丁寧です。

さきさき

補助科目を使うことで、勘定科目を増やすことなく、より詳細に集計することが可能になります。

借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額 適用
借方補助科目 消費税額 貸方補助科目 消費税額
支払手数料 258 普通預金 258 取引A
振込手数料 A銀行

振込手数料を引いて入金があったときの仕訳

商品・サービスを、後日に代金を回収する場合、取引発生時には”売掛金”で処理しているはずです。

入金後は、以下のように仕訳しましょう。

借方勘定科目を”普通銀行”、借方補助科目で”A銀行”。借方科目で”支払手数料”、借方補助科目で”振込手数料”。貸方勘定科目を”売掛金”。適用のところに取引内容を記載をしておくと丁寧です。

借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額 適用
借方補助科目 消費税額 貸方補助科目 消費税額
普通預金 99,244 売掛金 99,244 取引A
A銀行
支払手数料 756 売掛金 756 取引A
振込手数料

 

振込手数料を引いて支払ったときの仕訳

商品を仕入れた場合、”買掛金”で処理しているはずです。

支払い後は、以下のように仕訳しましょう。

借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額 適用
借方補助科目 消費税額 貸方補助科目 消費税額
買掛金 99,244 普通預金 99,244 取引A
A銀行
買掛金 756 普通預金 756 取引A
A銀行

銀行に振込手数料が返金されたときの仕訳

振り込んだときの振込手数料が返金された場合、以下のような相殺処理をして下さい。

借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額 適用
借方補助科目 消費税額 貸方補助科目 消費税額
普通預金 105 支払手数料 105 取引A
A銀行 振込手数料

>>>こちらで摘要から仕分けられるようにしています!



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