開業資金が潤沢にある場合は関係ありませんが、開業したくてもお金の足りない個人事業主の方が利用できる資金調達方法を、金利が低いおすすめ順にご紹介していきます。

さきさき

新規事業の融資だけでなく、事業の資金繰りに困ったときにも検討してください。

目次

日本政策金融公庫(国)

『日本政策金融公庫』について

株式会社日本政策金融公庫は、株式会社日本政策金融公庫法に基づいて2008年10月1日付で設立された財務省所管の特殊会社。日本に5つある政策金融機関の一つである。

国策に基づいて開設した機関なので、民間の金融機関とのお付き合いがない個人事業主でも借りられる可能性は高いです。

FCで開業される方で資金不足の方は、『日本政策金融公庫』からの融資をおすすめされますね。ただ、自己資金がないと借入ができない可能性もあります。

日本政策金融公庫から融資を受けるメリット

・無担保
・保証人不要
・標準金利が、概ね1.11%~と低金利(2019年3月現在)

日本政策金融公庫から融資を受けるデメリット

・事業計画・経営計画などの必要書類の準備が必要
・面談がある
・融資を受けるまで時間がかかる

https://www.jfc.go.jp/

さきさき

始めて日本政策金融公庫からの融資を受ける方は、有料のサポートサービスを活用するのも良いでしょう。

中小企業制度融資(自治体)



『中小企業制度融資』について

都道府県と信用保証協会と指定金融機関の三者協調のうえに成り立っている融資制度で、地元の中小企業者が金融機関から融資を受けやすくするための行政支援です。

『中小企業制度融資』から融資を受けるメリット

・民間の金融機関の審査に比べてハードルが低い。
・概ね1.0~3.0%程度の低利融資。
・自治体によっては、経営支援をしてもらえることもある。

『中小企業制度融資』から融資を受けるデメリット

・上限金額が設定されている。
・自治体毎に、独自制度設計されている。
・手続きに時間がかかる。

信用保証協会(自治体)

『信用保証協会』について

信用保証協会(しんようほしょうきょうかい)は、信用保証協会法(昭和28年法律第196号)によって設立される認可法人です。金融機関と個人事業主の間に立ち、債務保証をしてくれます。

『信用保証協会付き融資』を受けるメリット

・中小企業が債務を保証してくれるので、融資を受けやすくなる。
・長期の借り入れも可能。

『信用保証協会付き融資』をデメリット

・信用保証料がかかる。

http://www.zenshinhoren.or.jp/

信用金庫(民間)

『信用金庫』から融資を受けるメリット

・地域密着の姿勢が強い。
・中小企業に対するコミットが強い。
・ 苦しい局面のときに助けてくれる可能性が高い。

『信用金庫』から融資を受けるデメリット

・金額・金利に対する条件が銀行よりも厳しい。
・営業エリアが限定されている。
・専門的な知見が銀行に比べて弱いケースが多い。

信用組合(民間)

地域の中小企業を支援するのが信用組合の役割なので、比較的融資を受けやすい。

『信用組合』から融資を受けるメリット

・事業主との関わりが深いのが特徴。
・都市銀行や地方銀行などに比べると融資条件の融通が利く
・貸しは渋りが少ない。

『信用組合』から融資を受けるデメリット

・銀行と比べて経営規模が小さいため融資限度額が低い。
・銀行と比べて利息がやや高め。

ビジネスローン(民間)

「ビジネスローン」とは、大手銀行や地方銀行など身近な金融機関が提供するサービスで、中小企業や個人事業主に向けた「事業性の無担保ローン」の通称を示しています。

『ビジネスローン』で資金調達するメリット

・審査スピードが早い
・担保が必要ない
・保証人無しでOK
・振込融資が可能

『ビジネスローン』で資金調達するデメリット

・金利が高い
・利用限度額も200万程度と少ない。

個人向けのカードローン(民間)

「カードローン」とは、アコムやプロミスなどの消費者金融だけではなく、大手銀行や地方銀行など身近な金融機関も提供しているサービスで、「使途が自由な無担保ローン」の通称を示しています。

『個人向けのカードローン』で資金調達するメリット

・使途が自由
・保証人無しでOK

『個人向けのカードローン』で資金調達するデメリット

・金利が高い
・クレジット利用実績の積み重ねが必要。

さきさき

2018年1月より審査が厳格化され、「銀行が扱うカードローン」はすべて即日審査・即日融資ができなくなっています。すぐお金を借りたい個人事業主必見!自営業のカードローン審査のポイント

ファクタリング(民間)

ファクタリングとは、売掛金の現金化サービスのことです。ファクタリングは個人事業主でも、法人相手の売掛金があれば利用できます。

ただし、個人事業主が利用できるのは『3社間ファクタリング』になります。

開業後に資金繰りで困ったら使えますから、一つの手段として知っておいてください。。

『3社間ファクタリング』で資金調達するメリット

条件が整えば、即日融資を受けられる。

『3社間ファクタリング』で資金調達するデメリット

必ず支払企業(売掛先)の同意書を得ることが必要です。

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クラウドファンディング(民間)

『クラウドファンディング』から融資を募るメリット

『クラウドファンディング』から融資を募るデメリット

出資者に対し魅力的な事業でないと、融資が集まらない。

補助金・助成金(国・自治体)

個人事業主でも受け取れる『補助金・助成金』があります。

代表的なものに”人材開発支援助成金”、”トライアル雇用助成金”、”中小企業退職金共済制度に係る新規加入掛金助成及び掛金月額変更掛金助成”、”特定求職者雇用開発助成金”、”地域雇用開発助成金”などがあります。

『補助金・助成金』で資金調達するメリット

・基本的に返済義務がない。

『補助金・助成金』で資金調達するデメリット

・おおやけにならない補助金・助成金もあるので、詳しい人の助力が必要。

家族・親戚・友人・知人

『家族・親戚・友人・知人』から資金調達するメリット

あなたの人間性を知っているので借りやすい。

『家族・親戚・友人・知人』から資金調達するデメリット

家族・親戚・友人・知人とお金を貸し借りをすると、人間関係が壊れやすい。