香典の勘定科目は従業員と取引先とで、異なる仕訳をします。

【従業員】香典の具体な仕訳例


従業員やその家族がお亡くなり、事業主が香典を持参したケース。

借方勘定科目を”福利厚生費”。貸方勘定科目に”現金”。適用のところに”香典代”と具体的な記載をしておくと丁寧です。

借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額 適用
借方補助科目 消費税額 貸方補助科目 消費税額
福利厚生費 30,000 現金 30,000 香典代

【取引先】香典の具体な仕訳例

取引先の関係者がお亡くなり、事業主が香典を持参したケース。

借方勘定科目を”接待交際費”。貸方勘定科目に”現金”。適用のところに”香典代”と具体的な記載をしておくと丁寧です。

借方勘定科目 借方金額 貸方勘定科目 貸方金額 適用
借方補助科目 消費税額 貸方補助科目 消費税額
接待交際費 30,000 現金 30,000 香典代

香典の消費税区分

香典のお金は消費税課税対象外です。

香典代として認められないNGケース

あくまでも経費計上できるのは、個人事業に関係した人への香典のみです。

香典の領収書

香典に領収書はありません。

なので、なくてもOKですが、支払先や金額などを出金伝票に記入し、香典袋のコピーやご葬儀の案内状など通夜・葬式に参列したことを証明するものを保管しておくと良いでしょう。

>>>こちらで摘要から仕分けられるようにしています!



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