開業にかかった費用の勘定科目は、「開業費」で仕訳します。
内訳簿としてまとめ、それを一括して仕分けることも可能です。
開業費の具体な仕訳例
開業費として処理できるのは、開業に際して特別支出される費用です。
個人事業主の場合は法人とは異なり、開業後も発生する事務所経費、水道光熱費なども開業費として処理します。
オープン前にメニューの試作品をつくるのに食材費がかかったケース
借方勘定科目を”工具器具備品”。借方補助科目に”事業主借”。適用のところに”試作品の食材費”と具体的な記載をしておくと丁寧です。
借方勘定科目 | 借方金額 | 貸方勘定科目 | 貸方金額 | 摘要 |
---|---|---|---|---|
開業費 | 250,000 | 事業主借 | 250,000 | 陳列棚代 |
オープン前に陳列棚を個人通帳から支払ったケース
借方勘定科目を”工具器具備品”。借方補助科目に”事業主借”。適用のところに”陳列棚代”と具体的な記載をしておくと丁寧です。
借方勘定科目 | 借方金額 | 貸方勘定科目 | 貸方金額 | 摘要 |
---|---|---|---|---|
工具器具備品 | 250,000 | 事業主借 | 250,000 | 陳列棚代 |
ポイント
利益が出るまで、償却しなくても問題ありません。償却タイミングは自分で判断できますよ。
開業費の消費税区分
課税
簿記の知識があれば…
決算書が読めて、経営分析もでき、経済の動きもよくわかるようになります!!
簿記の初心者でもわかる!経理の話